離床センサ
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従来の離床センサではできなかった
「現場で待望の機能」を実現ベッド上の荷重分布を測定する方式なので、反応が「はやく、正確」です。
従来のマット型センサや背面センサではできなかった「離床につながる先行動作」の検出、その通知タイミングの利用者ごとの設定を実現しました。これにより転倒・転落事故を未然に防止します。
加えて荷重を測るセンサの特長を活かし、ベッド上の利用者の体重を測定する機能を搭載しました。介護者の身体的な負担を大幅に軽減します。
また、就寝中の荷重移動を分析し、睡眠の浅い/深いを自動で判定。適切なタイミングでの介助が可能になります。 -
離床センサの主な機能
通知タイミング
「離床につながる先行動作や離床した瞬間」「離床して一定時間の経過(徘徊検知)」「離床後にベッドに戻った時」を検知して通知します。
通知はパソコンやタブレット、スマートフォンアプリで受信できます。
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先行動作
ベッド上で利用者が「動き出した」「起き上がった」「端座位になった」タイミングで通知します。通知タイミングは利用者ごとに設定できます。
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離床/離床管理
離床モードは利用者がベッドから離れた時に通知します。
離床管理(徘徊の検知)は、一定の時間(10秒~120分)に離床が続くと通知します。 -
ベッド戻り通知
利用者が離床した後、またベッドに戻った時に通知します。
利用者が自力でベッドに上がるリスクがある場合などに有効です。
離床前の「動き出し」、「起き上がり」、「端座位」のいずれかと、「離床」、「ベッド戻り」を組み合わせて設定できます。
現在お使いのナースコール(PHS)で受信するように連携設定することができます。

体重測定
ベッド上の利用者の体重を3秒ほどのわずかな時間で測定できます。
体重計を使ったり、体重測定のための特別な介助が不要になり、介護者の身体的負担の軽減につながります。測った値は履歴として記録されます。

睡眠の「深さ」を判定
ベッド上の利用者の体動から、目覚めているのか眠っているのか、さらに眠りの浅い/深いを判定します。
体位変換や排泄介助など、利用者ごとの最適なタイミングでの介護が可能になります。

離床センサの導入効果
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転倒・転落リスクの低減
利用者のベッド上での動きを検知し、動き出し始めるタイミングでいち早く知らせます。ナースコールと連動することで、駆けつけるタイミングがより早くなり、転倒・転落のリスクが低減されます。通知タイミングは個々のリスクを考慮し個人ごとに設定が可能です。
例えば利用者の離床理由が「トイレに行きたかった」の場合、トイレ誘導することで、排泄の失敗によるシーツや床等の清掃回数が減るといった、業務負荷軽減という付加的な効果も期待できます。 -
離床時の転倒原因の抑制
従来型のマットセンサは、利用者がマットがないところから離床した場合は検知できなかったり、利用者がマットセンサ自体につまずいて転倒してしまったりする例がありました。
「見守りライフ」は、利用者がベッドのどこから離れても確実に検知でき、離床センサそのものはベッドの脚の下に敷いてあるため、利用者がつまずくこともありません。 -
徘徊をより早く検知
一定の時間、離床している状態を検知することで、ベッドから離れて戻ってきていない利用者がいることを知らせます。
ベッドに居ないこと、つまり徘徊の可能性をより早く情報共有することで、様々な事故の早期発見やその数の低減につながります。 -
体重測定業務の負担を軽減
利用者の体重測定は、重要かつ介護者の身体的負担が大きい介護業務のひとつですが、「見守りライフ」は、利用者がベッドで寝ている状態のまま体重測定が可能です。
また、測定した体重は履歴として記録されるため、利用者の健康管理にも活用いただけます。
見守りシステム
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複数の利用者を同時に見守り。
安心できる介護を。離床センサを多床設置することで、詰所等の離れた場所から各居室の状態を一覧で確認できます。
居室状態の「見える化」によって安心感が得られること、訪室回数の減少などから、介護者一人ひとりの身体的・精神的負担を軽減します。 -
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効率的な介護業務を実現
パソコンの画面などで複数の利用者のベッド上の状態が同時に分かり、確認してから訪室できます。
例えば「睡眠」状態の利用者に対する巡視は、比較的手の空いた時間や利用者が起きている時間に行うなど、介護業務を効率的に行うことができます。 -
見守りシステムの概要
基本構成は、ベッド脚下の荷重センサ(×4)とメインユニットのみ。
いま施設にあるパソコンからインターネット上のWebサイトにつなぐだけで使用できます。スマートフォンアプリでアクセスしても使用できます。

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- 見守り画面
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クラウドサーバを活用することで、各居室の状態を把握することができます。
同時に表示できる数は10床、28床、40床と、規模に応じて設定できます。
利用者が危険な状況の場合は赤く点滅し、音でもお知らせしますので、優先的なケアが可能です。 -
状態 表示 詳細/判定 睡眠 睡眠深度(浅い/深い)を表示。覚醒/睡眠判定:脳波との一致率 85%以上 臥床 ベッド上で利用者が横になっている状態 動き出し 臥床判定後、動き出しがあった状態 起き上がり 臥床判定後、上体を起こした状態 端座位 ベッドの端に利用者が座っている状態 離床 ベッド上に利用者がいない状態 ベッド戻り 離床した後にベッドに戻った状態
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アラート通知機能
見守りライフのシステム管理画面でもアラート通知が可能です。
(ナースコール連携との併用可) -
利用者の現在の状態を表示
利用者ごとの現在の荷重・バイタル・温湿度が確認できます。
- ❶現在のベッド上荷重(おおよその体重)
- ❷現在の脈拍
- ❸現在の呼吸数
- ❹現在の温度
- ❺現在の湿度
- ❻ベッド上での寝位置
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バイタルアラート
オプションのバイタルセンサを利用することで、平常時の呼吸数、脈拍数を取得後、適用範囲がわかります。
その適用範囲に対して上限値と下限値を設定することにより、バイタル異常時に早期アラート通知をします。
(一週間程度の継続利用が必要) -
温湿度アラート
オプションの温湿度センサを利用することで、温度・湿度が閾値を超えるとアイコンの枠の色が変化してお知らせします。
(上記図参照) -
iPhone対応 Android対応
スマートフォンで「見守り」
専用アプリを使用して、離れた場所からでも複数の利用者の状況を確認できます。また、アラート通知をアプリで自動受信するため、素早い対応を可能にします。
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iPhone対応 Android対応
スマートフォンでナースコールを受信
ナースコールの握り押しボタンを見守りライフに接続することで、スマートフォンで押しボタンの通知が受信できます。
これにより簡易的なナースコールとしても活用できます。
見守りシステムのシステム構成例
各居室のベッドに設置されたセンサがインターネット上のクラウドサーバへデータを送信し、
管理室のPCやスマートフォンで利用者の状況を確認できます。
また、利用者家族などの登録者にメール配信も可能です。

データ活用
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個々の利用者の生活リズムの傾向を把握し、
介護の質の向上へ離床センサが取得した情報から、利用者のベッド上の状態を1分毎に記録しています。
日々取得した情報を蓄積して、グラフとして可視化できます。
夜間の状況や起きている時間など、利用者の生活リズムの傾向を把握できることから利用者ごとのきめ細かいケアプランの作成により、介護の質の向上とゆとりある介護の実現につながります。 -
取得できるデータ
生活リズムグラフ | 24時間のベッド上の利用者の状態を1分刻みでプロット。 (最大で5年分の生活リズムを記録可能) |
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バイタルグラフ | ベッド上の利用者の脈拍・呼吸数を1分刻みでプロット。 (医療行為を目的とした使用はできません) |
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夜間の体動グラフ | 夜間帯(18時~翌7時)の睡眠時間/離床回数/体重/脈拍/呼吸数の日々の推移を表示。 | ![]() |
統計データ | 昼間(7時~18時)と夜間(18時~翌7時)の覚醒時間/睡眠時間/離床回数/離床時間などを表示。 | ![]() |
活用例
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活用例1
課題
申し送り事項がスタッフによって捉え方が異なる。データ活用
生活リズムグラフを使いながら申し送りすることにより、介護士の捉え方に左右されず、正確な申し送りができる。実践・解決
お昼寝の時間を減らし、昼間の活動量を増やしてみる。 -
活用例2
課題
利用者の体に原因不明の褥瘡を発見する。データ活用
生活リズムグラフの睡眠状況を確認すると睡眠が続いており、体位変換ができていないことがわかる。実践・解決
数時間おきの体位変換を実施し、褥瘡を回避。
介護ソフトとのデータ連携
介護ソフトとの連携により、見守りライフが検知したアラート情報を介護ソフトに自動で取り込みます。
いつ・誰に・何が(起こったか)を振り返って記録する手間を大幅に削減します。
対応ソフト
順次、各社の介護ソフトとのデータ連携機能をリリース予定です。
New カメラ機能
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動画で判断・記録が可能に
見守りライフ対応IPカメラを連携することで、利用者の様子が遠隔から見えるようになります。
『訪室の判断をより適切に』、『転倒・転落の原因の分析に』、『介護者の安心の担保に』…など動画で判断・記録できます。
また、夜間は自動で赤外線映像に切り替わります。 -
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ライブ映像機能
居室の状況をネットワークカメラの映像でスマートフォンで確認することができるようになりました。
これにより遠隔から居室での様子の確認や、アラート発生時の訪室の緊急性の判断に利用できます。
また、新たにプレ通知にも対応しました。
指定したアラート通知の1つ前のタイミングの動作を検知した段階でも映像確認できます。 -
映像録画機能
居室の状況を24時間常時録画し、パソコンで再生できますので、 過去に発生したインシデントの状況確認に活用できます。録画期間は約60日です(256GBのSDカード使用時)。
万が一の転倒・転落時の原因分析や、ご家族の方への経緯や状況の説明などにご利用いただけます。
映像はアラート履歴、もしくは日時を指定し再生可能です。
プレ再生機能により、アラート発生の少し前の映像からも確認できます。
製品仕様
TM-100 見守りライフ基本セット

セット内容荷重センサ・メインユニット・センサ接続ケーブル・ACアダプタ・フック・ケーブルラベル
オプション
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TM-100-FKIT 固定脚変換キット
荷重センサに取付けることで、固定脚ベッドに対応します。
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TM-100-VS1 バイタルセンサ
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TM-100-TS1 温湿度センサ
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New 見守りライフ対応IPカメラ
106×60×37mm/128g
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スマートフォン接続ケーブル(C-Aタイプ) スマートフォン接続ケーブル(A-Aタイプ)
主要機能
離床センサ | 動き出し、起き上がり、端座位、離床、睡眠(浅い/深い)、ベッド戻り |
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見守りシステム | 10床、28床、40床から選択可能 |
データ活用 | 睡眠時間、離床回数、体重、脈拍、呼吸数、生活リズム、温度、湿度 |
使用可能ベッド
種類 | 4脚タイプの介護・一般ベッド ※センサ設置箇所4点以外が床に接触しないこと |
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マットレス | 低反発、高反発、硬め、柔らかめ、エアーマット |
脚形状 | キャスター、固定脚 ※固定脚の場合、別途「固定脚変換キット」が必要 |
連携可能ナースコールメーカー
主要メーカー対応(アイホン、ケアコム、ジーコムなど)
対応OS
ブラウザ版 | Windows 10(Microsoft Edge、Chrome)、Android 8以上、iOS 15.1以上 |
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アプリ版 | Android 8以上、iOS15.1以上 |
電源/消費電力
AC100V、50/60Hz、付属ACアダプタ使用、消費電力:4.5W
価格
販売 | オープン※ |
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レンタル | オープン※ |
※お求めやすい価格でご提供させていただきます。是非お問い合わせください。
- ナースコール連携装置やオプションセンサ(バイタル、温湿度)、対応IPカメラをご利用の場合は別途費用が必要となります。
- 見守りシステムとしてご利用の場合、別途見守りライフ月額利用料(クラウド利用料、等)が必要となります。
- その他初期費用等、契約諸条件を満たす必要があります。詳細につきましてはお問い合わせください。